ゴムバンド健康法は巻き方を覚えてしまえば、具合の悪い時、疲れて体が重い時などいつでも自分でできる健康法です。
1.関節の動きを良くする
人間は本来自分で自然に治す力(自然治癒力)が備わっています。関節はギュッとバンドで締めておいて前後左右に動かすと、筋肉が緩んで関節が本来の位置に戻る性質があります。バンドを使うことによってズレている関節を正常な位置に戻す効果があります。
2.血液循環を良くする
バンドをキツク巻いて2~3分後にはずすと、血液がドッと先端に向かって流れて行きます。この時普段は充分に血液がまわっていなかった抹消血管にもドクドクと、血液が押し開くように流れ込み体のすみずみまで血液が届きます。同時に血管内に溜まっていた老廃物などを押し流します。血液循環を活性化することで、人間がもともと持っている自然治癒力を旺盛にします。
3.指圧効果
指圧はグッーと押して離します。押した時に古い血液を散らし、離した時に新鮮な血液を呼び込みます。バンドを巻いたまま体を動かしていると、ゴムの収縮性によって体の深部まで圧力がかかるので指圧効果と同様の効力があります。指圧は誰かに頼まなければいけませんが、バンドは誰でも一人で出来て実に簡単な方法です。
4.筋肉代用効果
バンドはゴム製だから弾力があります。その弾力のおかげで、少しくらい筋肉の弾力が低下していても助けてくれます。バンドを締めて動くと、筋肉の動きにあわせてバンドが伸び縮みして筋肉の補助をしてくれて楽になります。バンドを締めて歩くと、足の上げ下げなどが楽になるのはそのせいです。
ゴムバンド健康法とは
巻き方のご紹介
巻き方1 パラシュート巻き
1.バンドの中心を背中にあて、両端を脇の下から前へまわし、肩にかける。
2.肩にかけてゴムを少しひっぱり、後ろで一度ねじり、また左右前にもってくる。
3.股の下を通し、左右V字型に分けて腰にかける。
4.おへその下あたりで一度ねじり、余りのゴムを骨盤に巻く。
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巻き方2 ヒザ巻き(少し早めに15分歩く)
1.バンドの先が重なるように一周巻き、ひざ上5cmくらいのところから、ゴムを重ねて巻いていく。
2.3回ぐらい巻いたらお皿の部分をあけてひざ下に残りのゴムを全部巻いていく。
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巻き方3 足裏指巻き(5〜10分歩く)
①バンドの先を親指と第2指の間にはさみ小指側からかかとを通して親指と第2指の間に上から通す。
②今度は親指側からかかとを通して第2指と第3指の間に通す。
③これを第3・4、第4・5とくり返して巻き、小指まで通したら余りのバンドで足の甲を巻いていく。
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